有吉の子供の頃と太宰治の『人間失格』が共通点だらけ!てれびのスキマの著書を参考に比較してみた

出典:https://twitter.com/

 

今日は、てれびのスキマさんの本『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方(コアマガジン)をちょいと取り上げます。

といっても、まだ序章の「有吉弘行と猿岩石の地獄」しか読んでいないのでその部分のみとなりますが、とても面白く読んだので早速レビューいたします~!

なんでかっていうと、有吉の子供時代のエピソードとかも書かれているんですけど、かなり生きづらそう(誰が誰に言ってんだよって感じですが)だと思い、とても興味深かったからです。

なんていうかもう、めちゃくちゃ太宰治の『人間失格』って感じ。

 

 

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著者である「てれびのスキマ」は何者?

その前に、てれびのスキマさんは何者かといいますと、プロのテレビっ子テレビっ子ライターさんです。「戸部田 誠」名義でも活動していらっしゃいます。

お笑いやドラマ、格闘技などをこよなく愛するゆえ、それらにとっても詳しいライターさんで、週刊文春など様々な雑誌で連載をもっておられます。

著書には、『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?(イースト・プレス)『1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記(双葉社)などなどがあります。

 

厳選されたエンタメ情報ゲット

てれびのスキマさんのブログ、ツイッターはこちらです!

ブログ:http://littleboy.hatenablog.com/

Twitter:@u5u

私はてれびのスキマさんのツイッターをみて、バラエティやドラマなどの観るテレビを決める情報収集をしています。

あと、お笑いライブとかの情報も。

テレビ欄を見てなかったり、テレビ自体を全然観れなくて情報が得られないときでも、てれびのスキマさんのツイートにたくさんの選ばれしエンタメ情報があがってくるので、とってもありがたいのです!

 

ちなみに、お笑い情報なら「国内ナンバー1の情報量を誇るお笑いニュースサイト」と謳っているお笑いナタリーが最強だと思うのですが、なんせ情報量が多い~。

【お笑いナタリー】

サイト:https://natalie.mu/owarai

Twitter:@owarai_natalie

ナタリーからの情報を網羅している人は、かなりのお笑いツウですね!

細やかなお笑い情報を教えてくれるので、情報量がものすっごい。

でもでも、日々ツイッターをこまめにチェックしていない私は、なかなか情報を追うことができなくてですね。

ぶっちゃけ無名すぎる芸人さんの情報とかはスルーしちゃうので、たくさんあるニュースから、興味があるネタを見つけ出すのは疲れちゃう。

 

というわけで、てれびのスキマさんがリツイートしてくれる情報はどれも面白そうで大事なものばかりなので、「本当に面白いモノ」だけを知りたい私にはとっても助かるありがたアカウントなのです!

「てれびのスキマさんがリツイートしてるから、要チェックだ!」と思ってみています。

ナタリーのニュースも、てれびのスキマさんが気になったものをリツイートしているのでありがたや~。

私のように、タイムラインに情報が多すぎるとうんざりしちゃう~な方は助かるんじゃないかと思われます。

 

 

 

有吉のエピソードを読んでみて

ではでは、そんな自他ともに認めるテレビっ子であるてれびのスキマさんの著書『有吉弘行のツイッターのフォロワーはなぜ300万人もいるのか 絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』について好き勝手に書いていきます~。

 

内容紹介

本のタイトルをみると、“フォロワー300万人を持ってる理由の解明や分析についての研究結果”が書かれているのかな?と思いましたが、そのような疑問を解き明かしていくことを目的とする本ではありませんでした。

サブタイトルが「絶望を笑いに変える芸人たちの生き方」となっているように、人気芸人さんの人生や生き方について書かれている本です。

なぜ300万人もフォロワーがいるのかは、読んで己で感じ取ろう。笑

本書はメールマガジン『水道橋博士のメルマ旬報』に連載している「てれびのスキマの芸人ミステリーズ」の中から7篇を厳選し、新たに序章と終章として有吉弘行についての書き下ろしを加えたものである。

「芸人ミステリーズ」は“芸人”(お笑い芸人に限らず“芸”で生きる人たち)の様々な“謎”を本人や周辺の人たちがテレビ、ラジオ、書籍などを通して語った“証言”で解き明かしていこうという連載である。

「まえがき」より引用

 

目次

序章  有吉弘行と猿岩石の地獄
第一章 オードリーのズレ漫才と幸福論
第二章 オリエンタルラジオの証明
第三章 なぜダウンタウンはそんなにも客の出来を気にするのか?
第四章 なぜナイナイ・矢部浩之はいつもニヤニヤ笑っているのか?
第五章 爆笑問題・太田光の偏愛、あるいは太田光を変えたもう一人のタケシ
第六章 ダイノジ・大谷ノブ彦のどうかしている“熱”
第七章 マツコ・デラックスの贖罪
終章  芸人・有吉弘行のウソ

こんな感じで、芸人さんたちのエピソードが満載な読み物となっています。

目次だけみてもワクワクしちゃいます!

 

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有吉と葉蔵の性格が似ている

序章「有吉弘行と猿岩石の地獄」には、猿岩石時代の電波少年ヒッチハイクのこととか、オール巨人の弟子だった話などが書かれているんですけど、わたしが特に興味津々で読んだところは、有吉の子供時代のエピソード

最初に書いたけど、本当に太宰治の『人間失格』とかぶってます。

有吉と、『人間失格』の主人公である葉蔵がとても似ていると感じました。

ふたりの共通点を挙げてみますね。

 

共通点1:人間が怖い

「有吉弘行と猿岩石の地獄」にて、有吉は人間が怖いから人の顔色をうかがう性格になってしまった、というようなことが書かれていました。

まだ幼いころ、住んでいたアパートの住人である“ババア”が、走り回って遊んでいた有吉に向かって「うるさい!殺すぞ!」と包丁を持って怒鳴ってきた、という恐怖体験があったそう。

めちゃくちゃ怖いですね。トラウマ・・・。

一番最初の記憶が恐怖体験だから、現在にいたるまでずっと人の顔色を窺う、そんな性格になってしまったのかもしれません。

出典:『オレは絶対性格悪くない』有吉弘行著(太田出版/2008年)

 

一方、『人間失格』の葉蔵も、人間というものを極度に恐れている人物であります。

『人間失格』という作品が、とにかく人間への恐怖心を事細かに吐き出して描かれている小説ですからね。

 

共通点2:容姿に恵まれていた

有吉の子供時代の写真をみると、とーっても可愛い。

恥ずかしくて何もできないような、極端に内気な性格で友達がいなかったらしいのですが、その理由は「可愛すぎた」から。

うん、写真を見る限り、尋常じゃないほどの可愛さです。

で、その天使のような可愛さが原因で「おかま」とイジメられてしまい、可愛い顔がコンプレックスになって、あえて乱暴な態度を取ったり、ひねくれた口のきき方をして“自己防衛”していたんだとか。

 

葉蔵も、イケメン?というよりも美男子?だったというように描かれており、周りの人たちからとても可愛がられています。

有吉はその可愛さを払拭すべく、わざと乱暴に振る舞っていたようですが、葉蔵の場合は、自分を可愛いと言ってくれる人たちをガッカリさせないように、必死になって可愛い子どもを演じています。

真逆ではありますが、どちらも可愛い自分を守る自己防衛に必死であったところが共通していると思いました。

 

共通点3:シャイな自分を嘘人格で固めた人生

有吉は小学校3年生くらいになると、クラスで一番頭がおかしいというポジションを奇行を繰り返すことによって確立したんだとか。

有吉本人も、小学校のころの奇行はある意味自衛だったと語っています。

授業中にヘンなことを発言することは役者の気持ちでできるようになったけど、友達との普通の会話は恥ずかしくて苦手だったみたい。

面白いことを言う自分=演じてる自分

普通に会話する自分=本当の自分

だから本当の自分を出す普通の会話が恥ずかしくて苦手だったし、親に対しても「親から見た自分のイメージ」であろうとして冗談を言ったりふざけたりすることは無かったと述べられています。

 

この「役者になったつもりで明るい自分を演じる」という自衛行為は、そのまんま葉蔵もやっています。

小説内で「道化」と表現されている、人間に馴染むための必死の作戦。

自分は隣人と、ほとんど会話ができません。何を、どう言ったらいいのか、わからないのです。

そこで考え出したのは、道化でした。

(中略)

おもてでは、絶えず笑顔をつくりながらも、内心は必死の、それこそ千番に一番の兼ね合いとでもいうべき危機一髪の、油汗流してのサーヴィスでした。

自分の家族でさえ、本当の自分をみせることが恥ずかしく、どんどん道化が上手になっていったと述べられています。

そして道化をしているうちに、ひと言も本当のことを言わない子になってしまった、と告白しています。

 

 

 

感想とまとめ

わたしが『人間失格』を読んだ時、「自分も全く一緒だ・・・」と思いました。

この小説が好きな人は、多分みんなそう感じるんだと思うのですが、

  • 人見知りで本当の自分が出せない
  • 他人の目を気にしすぎてビクビク
  • おちゃらけて周囲に溶け込もうと頑張った
  • 親友と呼べるような人がいない

こんなの自分だけ?と思ってましたが、葉蔵はもっともっと生きづらそうにしていて、共感しまくり&こんなこと考えるのは自分だけじゃなかったんだ、という安心感を得たのを覚えています。

 

で、てれびのスキマさんがまとめてくれた有吉のエピソードたちを読んで、有吉と葉蔵が「まさに!どんぴしゃ!」な子供時代、そして今にも続く根本的な思想が一緒じゃん・・・と思ったので、ついつい共通点を挙げてみちゃいました。

 

怒り新党だったかで有吉が、地元の友達とは縁を切ったと言っていたのを覚えていまして、しばしば思い出します。

『親友と呼べる人間がいない』という悲しき人生の始まり

出典:『オレは絶対性格悪くない』有吉弘行著(太田出版)

こんなコメントも残しておられます。

 

 

“友達なんていらない”

思春期か!中学生の悩み事かよ!と思われてしまいそうだけど、わたしは未だにこんなことを考えてしまいます。お恥ずかしい~。

だから有吉のこのような発言と、そんなこと別に気にしてないぜ~な態度が、安心感を与えてくれるんです。

 

有吉も葉蔵も、そして私も、シャイな自分を道化をすることでなんとか居場所を見つけ出そうとしてきました。

“道化”が頼みの綱だった我々のようなタイプは、親友とか、うーん、難しいのかもしれません。

 

でも私は、今回のような有吉の子供時代だったり、『人間失格』だったり、道化でなんとか自己防衛してきた孤独な人生のようなものを知ると、「自分だけじゃないんだ安心感」を得ることが出来てホッとするのです。

 

だから、有吉弘行のツイッターのフォロワーは300万人もいる、のかもなって私は感じました。

気にしすぎ人間の気持ちを知ってる、明るいだけじゃない毒が、日本国民から支持されているんじゃないんでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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